三田市立図書館 平成28年度井戸端会議

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第5回「楽しく語ろう!郷土史井戸端会議」

第5回「おらが村の自慢ばなし(健康編)」

今回のテーマは「おらが村の自慢ばなし(健康編)」で、パネラーの青江氏にお話いただきました。
病気を防いだり、健康にまつわる言い伝えを三田の民話や伝承と共に楽しくお話してくださいました。例えば、辻の地蔵さんに「七色のもの」を供えると腰痛が治る、西蓮寺の黒豆いりおにぎりや小豆ごはんは耳の病気にご利益があるなどです。 食べ物の色は体の部分に対して効果があるといわれており、この場合の黒い色は腎臓や肝臓に効果があるそうです。他に黄色は胃を、赤は心臓、紫は脳(こころ)に良いとのことです。 また牛にわらじを履かせる、牛の腹に火縄をまくなどの牛を大事にする話も多く残っています。三田は農耕で成り立っていたことから牛を大事にしていたと思われます。 昔からの習慣は自身の体を守るために言い伝えられ、現在にも引き継がれています。
こういったお話も踏まえ、青江氏は簡単な体操も紹介してくださり、参加者の方に今年の夏は格別に暑いけれど、無事に乗り切りたいですねとお話されていました。

2018年8月14日 三田市立図書館2階コミュニティーホール

番外編「楽しく語ろう!郷土史井戸端会議」

番外編「三田の民話で見る地域の昔」

今回のテーマは「三田の民話で見る地域の昔」で、パネラー平井重次氏にお話しいただきました。今回はカフェルームでの開催となりました。
まず電子黒板に紙芝居の映像を映し出しながら、「うばが谷の水」、「日出峠のもの言い地蔵」、「竜神池の金の鶏」を朗読いただきました。「竜神池の金の鶏」は小柿にある感応寺の金の鶏の置物が題材となっています。感応寺の近くには銀山があり、織田信長の時代に最盛期を迎えていたようです。そしてこの民話に織田信長も登場します。またこの近くには源氏ゆかりの多田神社があります。源氏は花山法皇の警護役だったようです。また木器にある興福寺の観音像は武将那須与一が預けたと言われており、「興福寺の観音様」という民話もあります。源平合戦時に源氏軍が三田を通って一の谷の合戦に向かったようです。
このように民話と史実・史話は結びつきが深いようで、歴史を巡りながら民話に触れてみるのも趣がありそうです。
今回は新しい方にもご参加いただき、アットホームな雰囲気が印象的でした。

2018年7月21日 三田市立図書館2階カフェルーム

第4回「楽しく語ろう!郷土史井戸端会議」

第4回「三田ふしぎ話あれこれ」

今回のテーマは「三田ふしぎ話あれこれ」で、三田考古学会の森脇泉氏にお話しをいただきました。 三田の興福寺にある観音像は源平合戦の武将那須与一が義経より預かった観音像を寄与したと伝えられています。また来迎寺にある観音像は平景清の娘・人丸姫が父より預かった観音像を寄与したと伝えられています。さらに欣勝寺には鎌倉5代執権北条時頼が立ち寄ったと伝えられています。 有馬富士は花山法皇が詠んだ「有馬富士ふもとの霧は海に似て波かきとけば小野の松風」の歌が有名ですが、実は山頂の姿が牛の角に似ていることから角山(ツノヤマ)と書かれた史実があり、児玉尊臣氏によれば、これはツノヤマではなくカクヤマと呼び、神体山の香久山ではなかったのかというお話もされていました。 このように三田には多くの民話・昔話があり、史実・史話を照らし合わせるとまだまだ発見があるのではないかとおっしゃっていました。参加者の皆さんも興味深く聞き入っておられました。

2018年7月10日 三田市立図書館2階コミュニティーホール

第3回「楽しく語ろう!郷土史井戸端会議」

第3回「フラワータウンの今昔」

今回のテーマは「フラワータウンの今昔」でパネラー中後茂氏にお話しいただきました。
フラワータウンは三田市の中で最初に開発されたニュータウンで、当初の計画では人口約4万2千人、五住区として開発されましたが、現在は人口約2万1千人、四住区となり、4つの小学校、2つの中学校、1つの高校が作られました。 また以前の住区名を変更して、武庫川より「武庫が丘」、狭間池より「狭間が丘」、弥生時代の遺跡が発見されたことより「弥生が丘」、有馬富士より「富士が丘」とより親しみのある現在の住区名になりました。
またフラワータウンの中央に位置する広大な深田公園には広場や池が配置されており、この広場をつなぐ形で深田大橋が建設されました。後にこの橋は1988年(昭和63)に開催された21世紀公園都市博覧会(ホロンピア88)のシンボルとしてホロンピア館(現在の兵庫県立人と自然の博物館)に替わりました。どちらの設計も世界的建築家の丹下健三氏によるものです。
会議後半では、深田大橋の建設費用やホロンピア88の当時の状況から現在にいたるまで、井戸端会議にふさわしく参加者同士で活発に意見交換されていました。

2018年6月12日 三田市立図書館2階コミュニティーホール

第2回「楽しく語ろう!郷土史井戸端会議」

第2回「九鬼隆国の功罪」

今回のテーマは「九鬼隆国の功罪」でパネラー平井重次氏にお話しいただきました。
三田藩主第10代九鬼隆国は名君として名高く、外様大名では異例の奏者番を務めたり、 川本幸民を藩費で留学させたりしました。 その反面、社交的であったため交際費が重なり財政が悪化したとも言われています。 質疑応答では、三田藩の財政について、財政は良く借金自体がなかった説、 逆に財政難で多額の借金があり幕末の動乱に乗じて帳消しとなった説、 埋蔵金で返却した説など活発な意見が出されました。 会が終わった後も談笑されている姿が印象的でした。


2018年5月8日 三田市立図書館2階コミュニティーホール

第1回「楽しく語ろう!郷土史井戸端会議」

第1回「お四国、西国33カ所への誘い」

今回のテーマは「お四国、西国33カ所への誘い」で、パネラー青江征男氏にお話いただき、多くの方にご参加いただきました。
三田には西国33カ所ゆかりの花山院、蓮花寺等があります。また花山院の花山法王を慕って、11人の女官が京の都からやって来て、琴を奏でた琴弾坂の由来と尼寺の12妃墓のお話をうかがいました。
三田では昔から巡礼がおこなわれており、四国88カ所巡礼や秩父・坂東・西国の100カ所巡礼の記念碑が現在にも残っています。信仰の深さがうかがえます。
参加者の方や青江氏より、お遍路の旅をすることによって、人との出会いや、ご利益のあるお話をうかがいました。

2018年4月10日 三田市立図書館2階コミュニティーホール